45,000人の大観衆がおしよせたシュラートミンクのナイトレース、前走を相つとめたのはれっきとしたオーストリア女子パワーチームの中堅どころミヒャエラ・キルヒガッサーとカトリン・ツェッテルではありませんか。女子サーキットの合間をみてかけつけたのでしょうか。キルヒガッサーは「Milka」美女(?)軍団のメンバー。ツェッテルは一昨シーズンのヴァルディゼール世界選手権、スーパーコンバインドで堂々ゴールドメダリスト。きっと不振の男子パワーチームに喝を入れにきたんでしょう。・・・というのはジョーダン。
この時期、女子サーキットで開催されているのはたまたま高速系種目ばかり。だから技術系の二人にとってこの前走は実戦のコンディショニングといえましょう。例年女子のレースが開催されないここシュラートミンクで2013年には世界選手権も開催されますしね。
ワールドカップサーキットでトップランカーが前走することはけっこうあります。アーデルボーデンの回転ではカルロ・ヤンカとダニエル・アルブレヒトが前走をつとめた。ふたりともどちらかというと高速系の選手ですから、この場合もデモンストレーションというよりはコンビネーション種目のための調整という意味合いが強いのかもしれません。