Photo by Shin-ichiro Tanaka |
が、いまさらグッドポジションがあるわけじゃない。急遽コースの近くにあったはしごを無断借用してのポジション確保。しかも1本のはしごに3人のフォトグラファーが鈴なり。一番小さい自分が一番上に上っての撮影です。これはこわかった…。
撮影ポイントはミンチカンテ下のCanadian Corner。かつて二人のクレイジイカナック(カナダスキーチームのダウンヒラーに対する愛称)が相次いで大クラッシュしたという名うての難所。レーサーはここで鋭角的なターンを処理しながら、加えてジャンプをもこなさなければならない。コース沿いには高いネットが幾重にも張り巡らされているから、通常の撮影は不可能。やむなくはしごを借用しての撮影とあいなったわけです。はしごが転がっていたのは幸運でした。
イターいワンショットはオーストリアのゲオルク・シュトライトベルガー選手。トレーニングながら強豪ヴァルヒホッファー選手の上をゆく7位につけた。