2020/03/29

佐助に降る雪

絶賛週末引きこもり中の不肖佐助庵、さて、なにしようかとぼけっと考えていたら夜来の雨がいきなり雪に変わった。けっこうな雪降り、どうりで寒いはずだ。
さっそくカメラを手に、ヒマにあかせて二階の窓からあちこちにレンズを向けた。しばらく昼メシも食わずにシャシン撮ってたのだが、雪はやまず、なんだか積もりそうな勢いだった。
ならば、と佐助稲荷までコンデジ片手に散歩に出た。人っ子ひとり通らない佐助界わいだ、これなら「外出自粛」とか「三密回避」をヒステリックに呼びかけているお上もみのがしてくれるだろう。

降り積む雪に雑音が吸収されて、いつにも増して寂とした空気が漂う佐助稲荷を後にする頃、雪はもうみぞれに変わっていた。

photostream :
佐助に降る雪
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雪の佐助稲荷
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2020/03/26

友が遠方より来た


めずらしや、ほぼ毎日ゴルファーのS崎(仮名)がPCとでかいモニタをかかえ、地元の銘菓、福蔵最中をたずさえて来鎌。
トラブルはメールソフトなんだが人様のデータを消してしまったのではもうしわけがたたない。慎重に慎重を期してリペアしたのだがこんどはリンクしているスマートフォンの方でモンダイ発生。
photo by beaver

さてどーしようか、と考えるのもめんどくさい。ちょうど昼めし時だ、鎌倉山のビーバーこと樋田さん(仮名)も誘って不動茶屋へ和風ラーメン食いにいった。腹ごなしに北鎌倉へまわって浄智寺で樹齢120年のタチヒガンをチェックして、布袋さまの腹をなでてパワー注入、なんとかpcのメンテを完了した。

ほぼ毎日ゴルファーのS崎(仮名)、夕方帰途についたのだが、そろそろ家にたどり着いた頃だろうか。

2020/03/24

東京2020

どうやらTokyo 2020、一年ほど延期の機運ですね。
大会にかかわってる人たちにとっては残念至極なんだろうが、これだけウィルスが世界中を跳梁ばっこしてるんだからしかたがない。なにより選手たちもホッとしてるんじゃないかと。
不肖佐助庵、夏のオリンピックにはかかわったことがないのだが、1988年カナダのカルガリー大会から取材に入ってきた冬季大会でも延期に直面したことがない。
そもそもオリンピックはフランスのアルベールヴィルで冬季、スペインのバルセロナで夏季大会が開催された1992年までは夏と冬の大会は同じ年に開催されていたのが、以降夏と冬が交互に二年おきのインターバルで開催されることになって、その微調整というわけでもなかろうが、1994年にノルウェイのリレハンメル冬季大会がセットされた。報道にしてみれば取材するオリンピックが一大会増えたわけで、すごく得した気分だった。
ま、これは延期、中止、ということではなくてむしろ追加、の類い。

二年おきに開催されるアルペンスキー世界選手権に目を転じてみると、一度だけ一年間の大会延期に直面したことがある。
1993年に開催された盛岡雫石大会の次の大会、1995年に開催予定だったスペインのシェラネバダ大会が雪不足で延期を余儀なくされたことがあった。1972年の札幌冬季五輪の回転でスペインに初めて金メダルをもたらしたフランシスコ・フェルナンデスオチョアのホームランド。このときは一年後に無事開催され、大会の後、当時スペインのオリンピック委員を務めていたオチョアがすごくうれしそうに胸をなで下ろして、大げさにハグしてきたのを思い出す。まだウィルスが蔓延する前でほんとうによかった。
(写真は2006トリノと2010バンクーバー大会)

2020/03/22

法華堂跡の山桜

この季節になると気になる法華堂跡の山桜やいかに、と西御門。
義時法華堂跡の平地に一本だけぽつんとのびている山桜は茶色い葉をつけ、今を盛りと咲き乱れていて、もったいなくも不肖佐助庵ひとり占めの花見を堪能した。

となりの頼朝法華堂跡がきれいに整備されているのに、ここはいつも草ぼうぼうに荒れ果てていて、なんとなく霊的なひっそりとした場所だったのだが、きょう久しぶりに入ったらだいぶきれいになっていた。

爛漫の山桜のそばにあるもみじには新緑の若葉が輝き、真っ赤な実をたわわにみのらせていた。

photostream :
法華堂跡の山桜
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2020/03/19

メーア リヒト

夕方、なにかおもしろいことがありそうな予感がして江ノ電乗っておっとりがたなで稲村ヶ崎。
雲がいたずらしていたんだが、もうちょっと光のあんばいがほしかったな。
帰り、江ノ電鎌倉駅で久々に「無事カエル」。

本覚寺のしだれはいよいよ佳境に入る。

photostream :
本覚寺のしだれ桜
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稲村ヶ崎
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2020/03/15

桜とたぬき

はんば引きこもり状態の不肖佐助庵、そろそろ食い物も底をつきかけたので桜パトロール。
………て、ちがうだろ。花より団子だろ。

食い物を調達したついでに本覚寺しだれ桜。
だいぶ咲きそろってはきたのだが、見頃にはもうちょっと。
そのまままわって段葛。例年遅咲きのソメイヨシノのつぼみはまだかたく、そうだな、彼岸明けの頃ではなかろうか。それでもいつもよりはいくぶん早い。

雨あがりの佐助庵、きょうはたぬきご夫妻が水を求めて訪れた。
ガラス戸越しにいくぶん撮ったのだが、静かに静かにガラス戸を開けたつもりなのにやはり逃げられた。でもまあいいか。また来いよ、たぬき。

2020/03/14

だんびら雪

わ、雪が降ってるぞ。
なかなかのぼたん雪。

2020/03/12

続続 混沌の白いサーカス

やはり、といおうか、夕方FISからメールが入った。現地時間の朝10時前の発信。
スロヴェニアのクラニスカゴーラで開催予定の男子最終戦としてセットアップされた2レースはあっさりとキャンセルされた。

結局男子サーキットも先週土曜日にノルウェイのクヴィートフィエルでおこなわれた滑降レースが終わった時点でジ・エンド。
思わぬ総合優勝が転がり込んで呵々大笑したのはノルウェイの中堅どころ、アレクサンダーオーモット・キルデだった。
2位フランス、アレクシイ・パンチュロウ、3位ノルウェイ、ヘンリック・クリストファション。
2位も3位もクラニスカゴーラの2レースで十分すぎるほどに逆転優勝の可能性があったわけで、あまりにもあっけない、残酷な幕切れだった。

続 混沌の白いサーカス

白いサーカス、アルペンスキーWCサーキットは北イタリアのコルティナダムペッツォの最終戦キャンセルをうけて、女子はスウェーデンのオーレ、男子はスロヴェニアのクラニスカゴーラのレースをもってシーズンの締めくくりとなるはずだった。ところがその女子のレースもスウェーデン政府とオーレの保健当局の勧告によってキャンセルする、と昨夜FISからメールがあった。
なんといったらいいのだろう………。

結局女子サーキットは二週間ほど前にモンブラン(イタリアではモンテビアンコという)の近くにあるイタリアのラ・トゥイールでおこなわれたスーパー大回転のレースが事実上の最終戦となってしまい、そのレースで優勝し、女子総合ランクのトップに躍り出たイタリアのフェデリカ・ブリニオーネが夢を叶えることとなった。1980年代に活躍したトップスラローマー、マリアローザ・クアリオの愛娘だ。
M・シフリンのV4奪取の決意は叶うことがなかった。

残る男子サーキットは今週末。
無観客で開催されることは決定しているのだが、果たして………?!

2020/03/10

混沌の白いサーカス


3月5日、三年連続して総合優勝を果たしているミカエラ・シフリンがWCレースに復帰するためにスウェーデンのオーレに向かうことを決意した。。シフリンは、2月2日に急死した父親、ジェフ・シフリンの死を悲しみ、1ヶ月以上WCレースをキャンセルしてコロラド州の自宅に帰っていた。ツアーから離れてはいたけれど、自宅近くのヴェイルやアスペンでトレーニングだけは続けていたようだ。

3月6日、FIS(国際スキー連盟)は北イタリアにある名勝コルティナダムペッツォでのWCファイナルはコロナウイルスが急速にまん延しているためにキャンセルすると発表した。
総合優勝と種目別タイトルは、今週末の14、15日に行われるオーレ(SWE)の女子レースとクラニスカゴーラ(SLO)の男子レース後に決定されることになった。

3月8日、イタリア政府がコロナウイルス感染者の多い北イタリアの地域間の移動を原則として禁止し、事実上北イタリアを封鎖した。対象地域にはミラノやヴェネツィア、コルティナダムペッツォ、それにスキーブーツの一大生産地モンテベルーナの村などが含まれていた。

そしてきょう3月10日になって、事実上の男子レース最終戦となってしまったクラニスカゴーラでのレースは無観客で開催されるとFISからメールがあった。これはすべてのスポーツイベントは観客の立ち会いなしで行われなければならない、というスロベニア共和国公衆衛生省の決定のようだ。

白いサーカスが揺れている。

2020/03/08

白馬三山

あ、べつに山へ避難して籠もっていたわけではない……。
きのう帰り際に白馬八方尾根スキー場の向こう、白馬三山。
左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。

それにしても例の騒ぎで、十数年来毎朝舌になじんできた紀ノ国屋ブレンドの豆を買いに行けないのがつらい。
なので山に同道したビデオの名手、小市さん(仮名)に連れてってもらって辻堂の焙煎屋で豆を買ってきて久しぶりに一息ついた。
ここの豆はほどほどに酸味がピリッときいた浅煎り。
あー、美味。