2018/07/26

みんな雲の中

おととい鎌倉花火大会を見にいってきた。
偶然隣り合わせた伝説の車夫、有風亭の青木さんご夫妻はなんと蚊取り線香も用意して準備万端。
が、あいにく由比ヶ浜の空は夕暮れとともに雲が漂いはじめてごらんのとおり。
不肖佐助庵、十発ほどの花火が打ち上がったところで見切りをつけて早々に撤収した。
きのうは灼熱の銀座へキヤノン詣で。
久々に通りかかった二丁目の交差点、四大高級ブランドの旗艦店が見事に四つ角を占めていた。
これから先もゼッタイに足を踏み入れることもない(キッパリ)高級店、ま、眺めるだけ、眺めるだけ。
そのあとは雀荘に足を踏み入れ恒例八重洲会議。
みごとに負けました。
くやしいから名古屋コーチンの親子丼を食ってから帰った。

すっかり暗くなった鎌倉、どうやらひと雨通り過ぎたらしく、心地よい風が吹き抜けていた。

2018/07/22

アオノリュウゼツラン

寝苦しい朝方、旗上弁財天の源氏池へ蓮を見にいったら、しばらくしてそばにある八幡さまの幼稚園の庭でラジオ体操が始まった。いっしょにからだをほぐそうかと思ったが暑さにはかなわない。そそくさーと撤収して、隣りの付属鎌倉小のグラウンド脇に咲いたというめずらしい花を見てきた。
およそ三十年から五十年に一度しか花を咲かせないというアオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)。
5メートルはあろうかというヒョロッと伸びた幹の先に幾重にも黄色い花を見事に咲かせていた。
それにしても数十年に一度……!
不肖佐助庵にとって、どう考えたって今生の見納めだな。

帰りがてら潮風にあたりながら由比ヶ浜界わいを歩いてきた。
海水浴客がまだまばらな早朝の海岸はサーファーや散歩するワンコの天国。
大きいワンも小さいワンも喜々として波と戯れていた。


2018/07/02

夏の日

大祓に伺ったとき、源氏池の蓮の花が気になってきょう朝いちで行ってみた。が、蓮の花はポツン、ポツンと咲いているばかり。もう終わっちゃったのか、それともこれからなのか……。花の心がさっぱり読めない。

梅雨が明け、海開きも終わったというのに由比ヶ浜の海の家はほとんどがまだ未完成で、せわしないトンカチの音が響いていた。去年大騒ぎしたあげくに頓挫した海の家の「相席屋」、まさかとは思うが今年はないだろうな。アイデアはよかったんだけど由比ヶ浜には家族連れがたくさん来るんだから誰だって反対するだろう。
海辺から街へと移ってコーヒーでも飲みながら休もうか、と歩き回っていたらセーラー服に黄色い学童帽を被ったお嬢ちゃんたちに行き交った。なんだか雰囲気の違う場違いな子共たちだなあ、と思っていたら、知人が「あれ、コスプレよ」と教えてくれた。おもわず二度見したら、化粧はしてるし胸も大きい。下着が見えてしまうほどに短い制服のスカートからは、と小一時間ほど………。
漫画に影響された外国からの旅行者みたいだった。
暑い夏の陽射しも傾き、西の空に宵の明星がががやき始めた頃、稲村ヶ崎を夜のとばりが支配した。
山の方から風に運ばれて途切れ途切れに祭り囃子が聞こえてきた。
夏、だなあ。

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