2018/11/20

鎌倉遠足 - 野村総研跡地

きょうもなかなかの天気。うちの近くにある「くらしのアトリエ」というグループが何回か実施している野村総研跡地秋の鎌倉遠足というツアーにいれてもらった。寿福寺から太田道灌の墓のそばを通って源氏山公園へ登り、大仏ハイキングコースに入って途中から脇にそれて山道を野村総研跡地へとトレッキングをした。
かつて野村総研が建てた建物はもろもろの市の規制のない時代に建築されたからおそらくいまの鎌倉市では建築不許可になるといってよいほどに巨大な建物だ。それが野村総研撤収後、十数年前に鎌倉市へ寄付されて以来放置状態で当時最新の施設だった建物も今や広大な廃墟となってしまっている。
だが、いったいこの巨大な建造物、広大な敷地をどう再利用したらよいのだろう。

ふたたび山道に戻り、三浦半島を望める峯山山頂を経由して梶原に下りた。グループと別れ、喉が渇いたからそばの八百屋でミカンを買ってる間に市役所方面へ行くバスが通り過ぎてしまった。次のバスはおよそ一時間後。もう疲れちゃったのだがボケッとしてるのも性に合わない。家まで歩いて帰ることにした。
ぶらぶらと歩いて帰る途中「北条氏常盤亭跡」という北条一族の別邸跡に寄ってみた。いまはもうなにもなくてただの平地なのだが、奥の方にある「タチンダイ」というところまでゆくと、いわくえもいわれぬ不思議な空気が漂っていた。
早々にタチンダイを退散して、トンネルを二つほどくぐりぬけて佐助にたどり着いた頃、東の方に月が昇っていた。

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2018/11/18

米寿


斯界の大御所、一柳定夫さんから電話があり、恵比寿駅ビルにある銀座ライオンに夕方五時に出頭せよ、という命令であります。

もちろん命令にはゼッタイに逆らえないから、いそいそと銀座ライオンへ出頭した。
初めて知ったのだが、ことしは一柳さんの米寿。出席していたメディアのOBや、スキー界の重慎たちと改めて一柳さんをお祝いした。

席上悲しい知らせも発表された。
中国に統合される前の香港に本社を持っていたリーベルマン・ウェルシュリーで長い間クナイスルやコフラック(ケフラッハ)、ゲッツェ、ケルマといったスキーブランドの輸入販売の総責任者だった山口部長が長い闘病生活の後、亡くなってしまったということだった。79歳。
出席者全員、何らかのかたちで山口部長にはお世話になっているはず。
故人を偲んで献杯した。
山口さんには、かつてWC取材時キッツビュールにある上海という中華料理屋でごちそうになったり、クナイスル本社の取材で大変お世話になった。

今夜は山口さんを偲んで、もういちど自宅で静かに献杯しようと思う。

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2018/11/13

もろもろの秋

 さきおととい、撮影の帰り、けっこう疲れてとぼとぼと家路を急いでいたのだが、ふと空を見上げたらそれはそれは見事な三日月が稲村の方向にみえた。

おととい、やはり撮影の帰り、横須賀線に乗って大船を出てすぐ、めずらしく観音さまがスポットライトを浴びて夜空に浮かんでいた。
いまは時々大船観音寺ゆかりの節目節目のときにブルーやピンクにライトアップされるだけ。記憶に間違いがなければ、ムカシは夜ごと観音さまは明るく照らされていたような気がする。七年前のあの頃からかな、日が沈むと観音さまは夜のとばりにつつまれて電車の窓からは見えなくなってしまった。
ちょうど今仕事につかった300mmも手元にあるし……、思案するまでもなく北鎌倉からUターンして、大船に降りてご尊顔を撮らせていただいた。
帰宅して、撮影した写真データの整理をはじめた頃電話あり。
いきなり「こらッ、どこでなにしてるの!」とほろ酔い気分で叱られたのは同じクラブだった小N女史(仮名)の声だった。
もうね、年一回の飲み会で会うばかりのお付き合いなのだが、呼び名なんかは当時のまんま。うれしいことに、なつかしいことに、わたし、いまだにクンづけで呼ばれてます。
「え?、え? なんだよ……」
「ナガシマオンセン!……きょうはドーソーカイでしょ! いまねえ、いっぱいやりながら盛り上がってるところ!」
いけね、すっかり忘れてた、クラブの同窓会だった。
いつもは東京でやるのだが、ことしは名古屋在のK藤(仮名 呼び捨てネ)のだんどりで三重の長島温泉で盛大にやることになってたんだ。
どっちにしろ参加することはできなかったのだが、連絡忘れたのはまずかった。
「ごめん、みんな! 不肖佐助庵仕事で疲れちゃったから、写真データの整理はあとにして、一杯だけウィスキー飲んできょうはもう寝ます……」

撮影した数千枚の写真データ、やっとといおうか、ついさっき整理終了。
「もう寝ます……」

2018/11/07

お前の Apple ID 凍結ね!

噂には聞いていた。いまかいまかと待ちかねたアップルからの連絡を装ったスパムメールがけさ届いた。
内容は「お前さんはアップルのIDを変更したよね。身に覚えがなかったり、IDの情報を確認するにはココをクリックしてね。確認するまでとりあえずアップルIDを凍結しておくよ」と一瞬ドキッとする内容。ホントは凍結なんかされてないんだけどね。

差出人は App Service - childaviintlteknic42@kedelaiyeos1.com というもっともらしい名前で、慌てふためいて指定されたところをクリックすると ttp://ow.ly/tMyL30mweYF(一部略)という、アップルとは全く関係ないところへとばされてしまう。すると Mac のなかのパスワードとか、情報を根こそぎハックされてしまうらしい。

良い子のみんなは決してヘンなところクリックしないようにね。

ちなみに不肖佐助庵のウィルスやスパムの対策は………
ウィルス対策は Sophos Home Premium。これにメール独自の対策として、それぞれのメールサーバで迷惑メールのルールを設定した上で SpamSieve というメールチェッカーをプラス。大事なデータを守るためだからちゃんと上納金を納めてプロテクトしています。これで万全とはいえないけれど、おおむね大丈夫。知人からのメールでも怪しい言葉使いの件名だと迷惑メールに振り分けちゃうくらいですよ。

2018/11/05

円覚寺舎利殿


秋の風物、円覚寺宝物風入。
三日間だけの秘蔵のおたからの虫干しです。
同時に国宝に指定されている舎利殿を特別公開するというので最終日のきょうになっておっとりがたなで円覚寺。
不肖佐助庵、初の舎利殿参拝だった。

きょう一日曇りの予報だったから、傘も持たずに円覚寺へ参拝したのだったが、山門をくぐったあたりからから雨がしのついて、結構ずぶ濡れになった。すこし歩いては雨宿り、すこし歩いては雨宿りしながら、松嶺院や佛日庵、黄梅院で軒先を借りて、足早に行き交う人たちを眺め、一時間ほどの時間をかけて境内を舎利殿へと向かった。

ひと月ほど前に通り過ぎた台風の被害で屋根の一部が壊れた国宝舎利殿、いにしえの禅宗様式独特の建築物ゆえ大工さんの都合がつかないのか、国宝所轄の文部科学省の事情なのかはわからないが、未だ手もつけられていない状態。ビニールシートをかぶせたまま、倒壊した木もそのままの状態だった。
きょうの雨、大丈夫だったのかな。

雨降りなのに境内は外国からの観光客や宝物風入を参観にきた人たちで結構な混雑ぶり。なので御朱印をもらう人たちも引きもきらず、円覚寺で修業中の雲水たちは大車輪の活躍ぶり。長時間何枚もの御朱印を記していたから結構リラックスした姿勢だったのだが、「写真を撮らせていただきます」と声をかけたとたん、みないっせいに背にビシッと気合いが入って、それが不思議と決まったポーズになっていて、なんとなくおかしかった。
ありがとうございます。合掌。

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