2019/06/30

こ、こんなところに………!?

一年のうちの節目時、ちょうど半年が過ぎたきょう鶴岡八幡宮の水無月の大祓に行ってきた。
夜半の雨もやんで降りそで降らないビミョーな天気。エイヤーッと傘を持たずにてくてく歩いていざ大祓。

きょうは市役所前の御成トンネルをくぐって市中に出たのだが、トンネルのそばの諏訪神社に挨拶をして、ふとトンネルの方を振りかえったらあじさいが見事なほどに咲き誇っていて、トンネルの上から垂れ下がっていた。なんでこんなところに、と思ったのだがまちがいなく野生だろう。
この半年で身についてしまった罪や穢れを祓い去って、次の半年間を健やかに過ごせるようにと大祓詞を読み上げて大祓をすませ、御神酒を頂戴して帰途についた。
途中腹のムシがググーと鳴って、ちょうどいい頃合いだったから不動茶屋にラーメンを食いに立ちよった。日曜日だし、ちょうど昼メシ時だし、混んでるだろうなあと思って戸を開けたら、あにはからんや客は不肖佐助庵たったひとり。のんびりと醤油だれのしみこんだチャーシューと半熟卵を味わった。途中から客が続々と入ってきたんだけどいいタイミングだった。

きょうはむしてるから蛍が出て来そうだなあ、と思いながら近くを流れている扇川という小川沿いを歩いた。この川は源氏山から流れきて、小町の真下を通って滑川に合流して海に注ぐ清流。すると将元〈よしもと〉という和食屋のそばに看板がぶら下がっていた。ウナギやモクズガニがいるから大切にしましょうね、という看板。しかもウナギに名前までついていた。なに?こんなところにウナギかよ?とおもってしばらく川をのぞき込んでいたら将元の大将が出てきて「沢山いるよ」と教えてくれたのだが、ウナギの名付け親はきっと大将に違いない。けっきょくモクズガニはたくさん岩の隙間から顔をのぞかせていたんだけどウナギにはお目もじがかなわなかった。
帰りは佐助隧道を通って、と思い閑寂な邸宅が並ぶ通りをしばらく歩いていたら古我邸というフレンチのそばで「Cuddle Coffee」というなかなか贅をこらした木製のキッチンカーの移動カフェが開いていた。よくぞこんな人通りの少ないところで、とおもってコーヒーを煎れてくれた女性に尋ねたら、結婚して梶原に住んでるのだけどここは実家の前です、と。子供がいるから土曜日と日曜日だげここでカフェを開いているのだそう。コーヒー豆の焙煎も自分でやっているというなかなかの本格派。初めてだったから「鎌倉ブレンド」という350円のコーヒーを飲ませてもらったのだが、これなら倍の700円払っても惜しくはないと思うほどに上品でまろやかなコーヒーだった。
よし、今度は豆も売ってもらおう、と思ったのだがこれは一週間待たなくてはいけないなあ。

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2019/06/25

雨躍る

きのう朝からすがすがしいといってよいほどにザーザーと雨降りだったから、源氏池のハスはいかがなものか?と片手に傘をさして、片手にコンデジを持って外に出た。こんな日には水玉の躍るハスの大きな葉がおもしろい。
きょうはいつもと違ったコース、佐助隧道をくぐって鶴岡八幡宮へ向かった。
………なのに、不肖佐助庵、中世の鎌倉グルメという見出しにひっかかって柄にもなく隧道を出たところにある鎌倉歴史文化交流館というところに寄り道し、雨に濡れている寿福寺もいいなあと寄り道し、岩窟不動尊(いわやふどうそん)にまで寄り道してしまった。ついでだから不動尊のそばにある不動茶屋でラーメンをと思ったのだが、まだ営業前だった。

ここのラーメンは和風ダシのきいたつゆがけっこうクセになって、とりわけタレの味が染みたチャーシューが絶品なんだが、おかみさんにチャーシューを持って帰りたいとお願いしたら、速攻で「だめよ!」といわれた。以来チャーシューが懐かしくなったらここでラーメンをすするしかない。

ようやく着いた源氏池はハスの葉で覆い尽くされているのだが赤いハスの花は一輪、二輪………。平家池の白いハスも一輪、二輪………。出直しだな。

帰りにその辺で昼メシを、と思ったのだが、小町界わいはいろんな国から来たYOUたちや遠足の子共たちで混雑の極まり。佐助隧道のそばにある雲母という甘味処には雨中あいかわらずの行列。入ったことはないのだが、きっと小一時間は待たされるんだろう。

ああ、また昼メシを食いそこねてしまった。

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2019/06/18

あじさい群生






こないだ谷(やつ)の鬱蒼とした森の中、生い茂った草や木をかき分けながら右に左に、上ったり下ったりさまよい歩いていたらいきなり視界が開けた。
考えられないほどに急な斜面にあじさいが群生していた。
しばらくの間そこに立ちつくしてしまった。

2019/06/12

雨上がり江ノ電

「おまいさん佐助で暮らしてるってえのになんで江ノ電の写真がねえんだよ」

「すいません、頃合いを見計らってコンデジ持って何度も線路際まで伺ってんですがね……」
「平日なのに高級デジ一眼持った撮り鉄の方がいっぱいいて、小心者なもんで写真撮れないんですよ」
「なんか踏切んとこにガードマンもいたんですが、はんばあきらめ顔してましたよ」

「……なので不肖佐助庵、出勤する方々を横目にけさ始発電車を撮ってきました」
「雨上がりで、さすがに人っ子一人いなかったんですがね……、これでご勘弁を」

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2019/06/09

佐助界わいあじさいストーリー

「ほぼ毎日」ゴルファーのS崎(仮名)が耳にしたらムスッとするだろうが、気持ちの良いほどに梅雨空が続きます。
きょうも雨が降ったりやんだり………。
食い物調達の行き帰り、傘をさしながら佐助界わいあじさいストーリー。

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2019/06/07

2019/06/05

ほっこり、とナ

 二年間放っておいたひめあじさいがきれいな青に染まった。
一輪だけ挿して居間においてみた。

このあとは墨田の花火、続いておかめあじさいが、しばらくの間殺風景な佐助庵を彩ってくれる。

2019/06/03

夏越の舞 −葛原岡神社例大祭−

六月最初の週、葛原岡神社の例大祭。
きょう胸突き八丁のあの急坂をハアハア、ゼーゼーと息を切らせながら上り、神前祭と墓前祭に行ってきた。
鎌倉幕府に捕らえられた後、687年前のきょう、志半ばにしてここ葛原岡に散った日野俊基の霊を弔った。
 ………と、神前祭が終わった後、タイムスリップした新田義貞かと見まがう甲冑を身にまとったひとりの武士が参拝していた。鎌倉での節目節目の行事に数人の武将や女御とともに参列する鎌倉もののふ隊の隊将、鎌倉智士さん。きょうはめずらしくひとりでご出陣だった。

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2019/06/01

美味!

ニセコで暮らしている巻沙織(仮名)からアスパラガスとベーコンが送られてきた。
巻沙織(仮名)は大東文化大スキー部出身、卒業後スキーグラフィック編集部に入った頃からの仕事仲間だった。
毎年オーストリアのシュラートミンクで開催されるアルペンスキーのワールドカップ取材時にお世話になっていたラムサウ在のグロースエッガー久美子さんの後輩。
退社後は故郷のニセコでアドベンチャーやスキーのツアーを主宰しているなかなかのキャリアウーマンだ。

さっそくキャベツと玉ねぎも加えてアーリオオリオペペロンチーノ佐助庵スペシャル。
先日のいなりもうまかったが、きょうのパスタもアスパラのスパイスがビシッと主張していて限りなく美味だった。

「マキ(仮名)ありがとう、ごちそうさま!」