2013/12/12

鎌倉アルプス − 獅子舞のもみじ −

半年に及ぶグータラ生活でいささか足腰もたるんできちゃった佐助庵です。
本格的なスキーシーズンを前にしてこれではイカンと鎌倉アルプスでなんちゃって高所トレ。

鎌倉アルプス!?というと聞こえはいいが、北鎌倉、建長寺から鎌倉の東、瑞泉寺にまで伸びる標高159メートルの大平山を最高地点とする天圓コース。ま、なかなかのハイキングコースではあります。

……がせっかくの紅葉シーズン、ゴールは瑞泉寺に下りないで大平山山頂から獅子舞の谷へ。
急峻な山道を慎重に下り、うっそうとした原生林の中を歩いて行くと、突然鎌倉随一を誇る紅葉の海(たとえが変か…)の真っ只中に入りこんでしまいます……。
大平山から鎌倉市街、相模湾 遠くに富士山

二階堂川源流


2013/12/09

センチメンタルジャーニイ − 奈良 −

なんとなく奈良。
高校の修学旅行以来数十年ぶりの古都です。
おそれおおくも寺社仏閣をダシにして好きだったあの娘にこっそりとフレーミングして写真を撮ったことを思い出す……。

大伽藍の中におわす東大寺の大仏さまは風雪に耐え続けてきた鎌倉の大仏さまよりは端整な顔立ちながら、半眼の鋭い眼光はかわりはなく、おもわず身ずまいをただしおのれの小ささに恥じ入るばかりです。

参道の横にひろがる奈良公園では、角を切られたばかりの鹿たちが、ならばとシカパンチの応酬でけんかの相手を威嚇していて、衆生の愚かさをかいま見る思いがします。

あでやかな紅葉があちこちに残る東大寺から、うっそうとした木立を抜けてゆく春日大社は黄金色のイチョウの葉におおわれていて、若いふたりが神妙に神前結婚式。おだやかな奈良、晩秋の一日が過ぎてゆきます。