2017/02/09

明と暗 − St. Moritz 2017 −

エンガディンの谷にぶあつい雲海が流れ、ゴール付近は雲のなか。 1時間ほど遅れて女子滑降トレーニングラン開始です。
スタートを待つ間、陽だまりではしばしリラックスした空気が漂います。左から二人目の人物は、1980年代にスイスチームの黄金時代を築きあげた名将カール・フレスナー。いまもスイス女子チームのサポートをしているようです。

ところが男子滑降トレーニングランでは24人のレーサーが滑り終えたところで、こんどはスタート付近にガスが流れしばしレース中断。いったんはレースキャンセルの決定がなされてレース関係者一同撤収を決めこんだのだったが、なぜかクリアになったコース状況をみて急遽レース再開です。結局48人のレーサーがスタートしたところで正式にキャンセルの決定がなされた模様なのだが、不肖佐助庵、24人が滑り終えたところで撤収したのでした。もちろん他のカメラとて同様です。長い時間スタートで待機し続けた選手たちにとってとんだ災難だったことだったが、とりわけ割りをくったのがラップをとったオーストリアのヴィンセント・クリイフマイヤー。まぼろしのトレーニングラン、のっけます。