2019/04/29

名越切通から浄明寺へ −鎌倉七口 その一−

きのう大町から浄明寺へぬける名越切通ルートへプチトレッキングにいってきた。
うちを出たのが九時ちょっと前、混雑する前だったから久々のスターバックスでプール脇の藤の花を眺めながらコーヒーにありついた。

鎌倉七口のひとつ名越切通では、いつも遭遇するニャンにご機嫌をうかがった。元気そうでなによりだった。
まんだら堂やぐら群に入ったのは久しぶり。鎌倉期に築かれた死者を弔う大規模な遺構なのだがまだまだ整備がつづいているよう。再び山道に入り謎の二基の石廟(せきびょう)脇から、さらにかつての石切場跡、大切岸を通りぬけた。
鬱蒼とした山道を巡りめぐって、やがて現れた急な階段をハアハアゼイゼイとやっとの思いで登りきってパノラマ台に登頂するとまっ白な富士山がくっきりと姿を見せていた。しばらく寒い日々が続いた後だったから季節外れの雪が降ったのかもしれない。
絶景を存分に堪能し、ひと息ついたあと、浄明寺緑地をぬけて報国寺方面へと下った。途中旧華頂宮邸がめずらしく開放されていたから、他には人っ子一人いない大庭園をひとり占め。緑の絨毯を見おろすベンチに寝転がってのんびりとくつろがせてもらった。
ぶらぶら歩いてすぐそばの報国寺は竹林めあての人ヒトひとの波。喧噪を極めていたから山門前で一礼し、そのまま通りすがった。

いいかげん疲れたからバスに乗り、駅の近くにある鎌万で客人をもてなすための買い出しをしてから帰途についた。

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