10日にチューリヒに入って以来雪降りが続きます。
ウェンゲンでもアイガー、ユングフラウはいまだすがたを現さない。
13日のきょうはアルパインコンバインド。回転と滑降の合計タイムを競う種目。
雪降りは続く……
組織委員会は天候の回復を期待して最初の種目を回転に変更、滑降は午後へと回された。
回転を終えて、滑降を得意とする選手たちも順当に上位に入って、午後へと期待を繋いだのだった。
だが、雪降りやまず……
FIS国際スキー連盟と組織委員会は急遽スタートを下げ、種目最大の見せ場ともいうべきフントショフと名付けられた大ジャンプをカット、滑降種目を強行した。
強豪たちをしりめに優勝をかっさらったのはニールス・ヒンターマンという、これまでワールドカップレースの最高位が21位という地元スイスの新人。