2016/04/08

花散らしの嵐

雪に泣き、雪に感謝したスキーシーズンも終わりを告げようとしています。
今週も繚乱の桜を後に、雪を求めて妙高高原赤倉へ。

雪山とはいえ、未曾有の雪不足にみまわれたこの冬です。妙高高原とて例外ではない。
残り少ない雪の斜面を探しながら右往左往。極めつきはハアハアゼイゼイと息を切らしながらスキーをかついで一時間超の山登り。……といっても同行したスキーヤーや編集者は40分ほどで登りきって余裕しゃくしゃく、ヨレヨレになって登った佐助庵を待ち構えています。
山行きの前にしっかりとイメージトレーニングをしたはずなんだけども、もうね…、日頃の不摂生をひしひしとと痛感させられた山登りだった。
で、撮影しながらスキーで下山。ここでワンシーン、そこでワンシーン……と、ほんの3、4シーンほど、汗と涙の一時間超があっという間、数分でチャラになってしまったのでした。

天の配剤か、翌日は朝からどしゃ降りの雨と強風。温泉に入ってから速攻で下山決定です。
明るいうちに着いた東京は雨もあがり、風もやんでいて、帰途、山に同行したスキーグラフィック編集長のご好意で地元三鷹の桜の名所を車でざっと回ってもらった。嵐のあとにもかかわらずまだまだ満開の桜並木が続いているのだが、それでも嵐に吹き飛ばされた桜の花びらで辺り一面ピンク色に染まっています。

帰り着いた鎌倉はといえばおおむね葉桜へと模様替え。いよいよ新緑の季節を迎えます。