2011/03/10

宙を飛んだスキー(改

全日本スキー技術選手権大会。迎えて48回目の大会、白馬、八方での開催です。
いよいよ本選に入り、今日はクォーターファイナル。
朝方の猛烈な雪降りもどこへやら、天候はすっかり回復しました。
セントラルコースでの急斜面整地小回り。…のはずだったのですが、昨夜来の雪でコースバーンはかなり柔らかくなっていて、ちょっとした悪雪急斜面のショートターン。さすがは地方予選を勝ち抜いてきた名手ばかり。全員なんの苦も無く雪面情況に合わせゴールしてゆきました。たった一人を除いて…。
その選手はコースサイドのネット際を勢いのある小回りでおりてきました。が、柔らかいコースにスキーをとられてバランスを崩し、転倒。そのあおりでスキーが外れ、こともあろうにコースの外にいた自分めがけて宙を飛んできたのでした。とっさの判断でカメラを守るのが精一杯。主を失ったスキーは背中に激突し、その選手のスキーはウェアはおろかアンダージャケットまでエッジで切り裂いたのです。幸いにしてからだはちょっとした打撲だけですみましたから、レース後は宿に帰って温泉で消毒、ついでに口の中もビールで消毒したのでした。

ー追記ー
知人のフォトグラファー、マッシーこと真嶋和隆さんがその瞬間の写真を送ってくれました。これをみるとどうやら自分にあたった後スキーがはずれて宙を舞ったと。
ウェアがクッションになって、極めて軽い打撲ですみました。心配をおかけしました。
photo by Kazutaka Mashima