いよいよラウバーホルンレースの華、滑降です。
ウェンゲンは曇り空ながらも穏やかな気候。
ああ、それなのに登山電車でスタート地点に上ってみれば息を呑む強風が吹き荒れ、スタート地点ははるか下の方、カナディアンコーナーと名付けられている地点へと変更。このレース最大の見所、フントショフの大ジャンプはカットされ、バランスを崩しやすい高速ターンとジャンプがみられるミンチカンテもカット。サーキット史上最長を誇るラウバーホルンの滑降コースは4分の一ほどカットされ、さながらスプリントダウンヒルです。
サポート隊も急造のスタート設置に汗だくです。
レースの見所をカットされてガックリの観客でしたが、それを救ったのがスイスの中堅、パトリック・キュング。みごとサーキット通算2勝目を挙げました。2位にはオーストリアのハンネス・ライヒェルト、3位にはノルウェイのアクセルルンド・スヴィンダルが入った。
明日は日本勢の出場する回転。第2シードにおちてしまった湯浅の奮起を期待したいところです。