2017/12/08

天圓縦走 −鎌倉アルプス−

こないだシーズンインを前に、重い腰をあげ自主トレを決行した。
……というのも毎年ヨーロッパ滞在中にお世話になっているのりさんがスイスから一時帰国中で、一日円覚寺や長寿寺で紅葉狩りをしたのだったが、けっこう太ももにこたえて「これではイカン」と一念発起したのだった。
いつものとおり獅子舞の谷で紅葉を楽しんでから天圓へアタック開始です。
きょうはその前に、調査と整備を終えてようやく公開された二階堂の永福寺(ようふくじ)跡を佐助庵的テキトー調査。専門家の報告によれば平等院みたいに左右両翼にひろがった感じのお寺だったらしい。

獅子舞の谷は、こがね色のイチョウの葉はもうあらかた散ってしまっていて辺り一面を埋めつくしていたのだが、もみじの葉が見事に赤く染まっていて、ストックを手にした老若男女で賑わっていた。

獅子舞の谷をぬけ、急な山道を登りきって天圓コースへ。
ここから鎌倉と横浜の最高地点、大平山を通り、北鎌倉建長寺、半僧坊大権現へハアハアゼイゼイとアップダウンを繰り返しながらのグータラトレッキング。
途中十王岩の上から相模湾や鎌倉のメインストリート、若宮大路がかすんで見え、振り返るとみなとみらいのランドマークタワーやパシフィコがやはりかすんで見えた。
だいぶ冷えてきたから遠くまでくっきりとクリアなのかと思って300mmのレンズを背負っていったのだが、すっかり当てが外れてしまった。
でもこうして鎌倉の街を俯瞰して眺めると、段葛は頼朝の目論見どおり入り口から八幡さまに向けて徐々に道幅が狭くなっていることがよくわかった。

何体かのからす天狗があたりを睥睨している半僧坊大権現からは急な石段を下った。下りとはいえ数百段の石段をおりるのも結構な苦行。まだ紅葉の残る境内を通りぬけ、総門を出る頃にはかなりヨレヨレになっていて、夏の間グータラの極まりをつくした足腰にズシンときた。
第二次自主トレが必要だナ。

photo story :
https://www.amazon.co.jp/photos/share/Z1W1n9p68Jv5xxb6iTuyHNyzBxG5ECNYnlcPtu93i8N