2013/01/15

アーデルボーデンからウェンゲンへ

アルペンスキーワールドカップ取材でヨーロッパアルプスをドサまわり中。
クラシックレース第一弾は「アーデルボドナー・スキーターゲ」。トリッキーなコースレイアウトをもつ伝統の大回転レースです。近年はスラロームのレースも併せて開催。
大回転はM・ヒルシャーが1本目ラップ、2本目も最終計時地点まで、追いかけるT・リガティに1秒余の大差。が、優勝を目前としたゴール前の急斜面で大きく膨らんでつぎのセットに入りきれない大失策。あわやコースアウトかと思われたがレースを続行、それでも余裕の16位です。そのヒルシャー、回転では難なく優勝をもぎ取ってひたすらグランクリスタルトロフィV2へとひた走ります。

好天に恵まれたアーデルボーデンを終え、ウェンゲンの「ラウバーホルンレース」。永世中立国スイスゆえ第二次大戦中も途切れることなく開催、今シーズンで83回目の開催を誇ります。
初日の今日は滑降トレーニングの1本目。ご覧の通りシルバーホルンもいまいちの曇り空です。金曜日にはスーパーコンバインド、土曜日に滑降、日曜日には佐々木明や湯浅直樹も出場する回転が開催されます。かつて2位に入ったウェンゲンでの復活を期す佐々木、満身創痍の湯浅、大きな期待を持つのは酷なのですが、それでもがんばってほしいものです。


ウェンゲンの一週間はラウターブルンネンのアパートに滞在します。牛小屋かと見まがうほどの外見とは裏腹になかなか快適なアパート。キッチンには、ヨーロッパにはめずらしい食器洗い機も完備。一昨日は肉じゃが、昨日は定番のカレー。さて今宵はポークジンジャーか、それとも鳥鍋か、ここはひとつ長考です。

ラウバーホルンレースの次はキッツビューエルの「ハーネンカムレース」、 2月早々からシュラートミンク世界選手権へとドサまわりは続きます。