2011/04/06

ノブさんからの電話

1989 WM - Vail/Beaver Creek
ノブさんから突然の電話。
聞けば今日から志賀高原の熊の湯でナショナルデモの合宿だそうです。
ノブさんとは他でもないSAJ教育本部の森信之さん。WCサーキットで活躍していた頃からデモの時代を経て今に至る二十年余のつきあい。ストラットンマウンテンスクールで培ったスキーセンスと相まって、ジャパンチームの中でもとりわけクールなスラローマーだった。

で、電話というのが先だっての技術選の一件。
けがのぐあいはどうですか、と聞かれた後、自分にスキーが接触したあの選手と電話をかわったのです。斉藤人之選手。バリバリのナショナルデモ。こちらが恐縮するほどに丁重にわびを入れられたのでした。
でもね、そこまで言われたらこちらも申し上げますが、自分と接触したがためにスキーが外れて転倒してしまったと。そのために斉藤選手のランクを大幅に落としてしまったと。
謝らなければならないのはこちらの方です。

そうだったのか。斉藤選手だったのか…。
なので、改めて写真をチェックしてみると、ご覧のとおり斉藤選手の顔がアップになるまでシャッターを押していた。すぐさま雪煙からカメラを保護したのだが、このショットの百分の何秒かの後スキーが自分の背中に接触したんだな…。