2012/09/22

カレ・パランダーの記憶

またひとり名スラローマーが檜舞台から去ってしまったか…。

ここ数シーズンは怪我の繰り返し。
この春フィンランドのナショナルチームを外されてからは時間の問題だった。

シーズン中のベースとしているオーストリアのキッツビューエルに住む女性との間に生まれた子供に会わせてもらえないと記者会見で嘆いていたことを思い出す…。
優勝したシュラートミンクで、2位に入った佐々木明とかけ合った壮絶なシャンパンファイトを思い出す…。
ゴールスタンドからあたりを圧する大声でチームメイトを叱咤する姿を思い出す。本来なら自分がそのピステに立っていなければならなかった。悔しかっただろう。

人間味あふれ出て余りあるスラローマーだった。