2019/09/18

銭洗弁財天大祭と台風余波

秋晴れというにはまだちょいと早いのだが、とにかくきのうはスコーンと抜けた。
コンデジ片手にグータラ佐助パトロールへいってきた。

……と、銭洗弁財天に向かう坂にさしかかり、強風で倒れた巨木に目をうばわれていると入口のトンネルの向こうから何やら軽快な太鼓の響きがきこえてきた。
そうか、きょうは銭洗弁財天の大祭だったか、とハアハアと息を切らせながらトンネルをくぐった。
本宮にお参りして奥宮で銭を洗ったあと鎌倉神楽と現代狂言を堪能した。きょうの出し物は「千鳥」。酒代のたまった太郎冠者が持ち帰ろうとする酒樽をめぐって酒屋と続ける丁々発止の駆け引きには、伝統芸能などとはほど遠い不肖佐助庵もおもわず笑ってしまった。
 胸突き八丁のあの急な坂道をさらに上って源氏山へ。
………と、とと、源氏山公園へと続くなだらかな坂道は台風の後始末のためガードマンが目を光らせていて進入禁止。源氏山公園には入れないし、ましてや化粧坂を下りることもできない。しかたがないから60段もある石段を這い上って葛原岡神社へ入った。さいわいここは被害も少なかったようなのだが、鳥居の横にある北鎌倉の浄智寺へと抜ける山道は巨木が文字どおり根こそぎ倒壊していた。これでは名うての獣たちでさえも通りぬけはできないだろう。大仏ハイキングコースへもまた進入禁止。

帰りしな立ち寄った佐助稲荷神社は倒壊した若木や老木も多かったのだが、なにより本殿が倒木の下敷きになって全壊してしまった。ここは社務所を新しく建て替えたばかりで、本殿の下にある拝殿もちょうど建て替え工事中。年内にできあがる予定だったのに、このぶんではいつになったら整備が終わるのか見当もつかなくなってしまった。

不肖佐助庵、一刻も早い再建を祈る。

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銭洗弁財天大祭
台風15号
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