2018/08/03

二人の佐藤

この春までスキーグラフィックの編集長を務めていた守屋さんから久しぶりに連絡あり。
「由比ヶ浜の久哉さんのところへかき氷を食べに行きましょ」
「ん?」
なんだかよくワカラナイが姐さんと鎌倉駅で落ち合って由比ヶ浜ウォーク。
佐藤久哉は1990年代にアルペンスキーWCや世界選手権にも出場し、後にSAJデモとして活躍した男。
青森出身の久哉が現役リタイヤ後沖縄に居住しているのは聞いていたのだが、まさか由比ヶ浜の一画で海の家をやっているとは知らなかった。ウリは地元沖縄産アセロラの果汁をたっぷりと使ったかき氷。とはいえ、いい年をしたオヂさんが海の家でアセロラのかき氷、というのも考えるだに気持ち悪い。そちらは姐さんに任せて不肖佐助庵は昼ビール。

で、ビールを求めて隣の店をのぞいたらあの佐藤譲そっくりな若者がテキパキと店を取り仕切っていた。まさか!とは思ったが「息子です」とのこと。雰囲気も話し方も譲そっくりの風体でびっくりした。
佐藤譲というのは1980年代後半にスラローマーとしてWCを転戦し、やはりその後基礎スキー界のトップとして君臨した佐藤譲のこと。現役引退後はGALA湯沢で、基礎スキーの全日本チャンピオンV2を果たした栗山未来を育て上げた名伯楽。

奇しくも由比ヶ浜の海、滑川(なめりがわ)のそばで店を並べることになった二人の佐藤はともに日本のスキー界のトップシーンを賑わしたけれども、姻戚関係は全くない。

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