2016/12/22

六国見山へ

きのう大船へ散髪に行ってきた。
いつもの店で、いつものおねいさんに、もじゃもじゃになったあたまをスッキリとしてもらった。

軽くなった頭で今季トレーニング第三弾、いざ六国見山へ!

大船からはなだらかな坂道を歩いて長窪の切通と高野の切通。
いわゆる鎌倉七口といわれる七箇所の切通の外にある、これは「大船の切通」。
岩を切り開いた山道にはじゅうたんのように枯葉が敷きつめられていた。
 切通を過ぎていよいよ六国見山の登り口。
延々と続く石段を汗だくになってハアハア、ゼエゼエと登りきってようやく山頂近くの展望台に着いた。
展望台からは昔の六つの国、相模国、武蔵国、伊豆国、上総国、下総国、安房国が望めたということなのだが、今でいうどこの県なのかさっぱりわからない。ま、神奈川周辺、東京、千葉、静岡、それに伊豆諸島といったところだろう。
暖かい陽射しのせいか、武蔵国も伊豆国も富士山も霞んで見えた。
六国見山山頂の三角点の側には麻雀パイが描かれた謎のブロックが置いてあった。
「イーピン」「スーソウ」「チーワン」「※」。ン? イースーチー?
ナンダロウ、としばらく考えてようやくワカッタ。六国見山の標高147mの事だった。
ッたく……真剣に考え込んだわたしがバカだった。
 鬱蒼とした山道をアップダウンするうちにやがて明月谷(めいげつがやつ)へと下り立った。
立ち寄った明月院は閑散としていて貸し切り状態。
境内にある餌場にはタイワンリス、ヤマガラ、雀、キジバト、ウサギ、それを隙あらばとロックオンしているにゃん。石庭ではカエルがのんびりと日光浴していて、きょうの明月院、さながら鳥獣戯画の世界だった。
このまま浄智寺横の道を上り、鎌倉七口の一つ、化粧坂(けわいざか)を越えればすぐあばら家に着くのだが、ヨレた足と相談してドクターストップ。北鎌倉から電車で帰宅の途についた。