2011/05/26

イイカゲンニシナサイ

昨夕はシーズン中の取材現場で親しい通信社、新聞社の運動部の面々、それにフォトグラファーと飲み会だった。場所はいわずとしれた門前仲町「司」。女将の実家が築地市場で店をやってるからとびきりのさかなが出てきます。ワイワイとスキーのはなしで夜がふけるまで酒がすすみます。
みんな心底取材現場が好きなんだよね。
Photo by おかみさん

この夜も帰宅は終電にギリギリセーフ。
おいしい酒の後は電車の中で爆睡しちゃって乗り過ごすのが常です。いつのことだったか、車掌に起こされてヨロヨロと照明の消えたホームに降り立ったら「富士登山口方面はこちら」なんていう看板。一気に酔いが覚めたのはいうまでもありません。
今までの主だった実績を列記しますと、横須賀、久里浜、小田原、数々の名も知らぬ駅。ひとつ先の駅、逗子駅はもはや常連です。が、幸いに今宵の電車は満席。最後まで我慢して吊革につかまって直立不動。無事帰還を果たせたのでした。

ところで…、恥ずかしながらわたくし、きのこ類に次ぐ第二の天敵が魚の卵類。いくらはもとより、数の子、カラスミ、明太子…などなど、加えてウニも全てアウト。だから友人知人は競って自分を寿司屋につれてゆこうとする。理由はいわずもがな、ですね。
けれども以前司でいただいたフグの白子は全く別物だった。それはそれは葉山牛の霜降りを食したのかと思うほどの美味な一品。口の中でとろける至福の味わい、これはやみつきになりました。
それともうひとつ。第一天敵は確かにきのこなのですが、トリュフだけは別。そのかぐわしい香りが口にひろがって肉や魚を一段と味わい深くしてくれる。
というわけでまわりの友人に言わせると「イイカゲンニシロ、コノヤロ」ということになっちゃうんですね。