2018/05/19

谷戸坂切通 女坂

こないだモノレール西鎌倉駅から青蓮寺(しょうれんじ)に参拝して谷戸坂切通を回ってきた。
青蓮寺というよりは「鎖大師」といった方が通りがよいかもしれない。ご本尊は弘法大師座像。
不肖佐助庵、そんなに弘法大師について知っているというわけではないが、「弘法も筆の誤り」ということわざくらいは知っている程度。
どうして鎖大師かというと、ご本尊の膝の部分が鎖で繋がれていて動く仕組みになっていて、転じて鎖のように強いご縁で結ばれますように、ということらしい。

谷戸坂切通は男坂と女坂、二通りの隧道があるらしいのだが、佐助庵的グータラアタックはもちろん女坂へ。なだらかな坂を例によってあっちへウロウロ、こっちへウロウロするうちに三猿の庚申塔のそばを通っていつの間にか鎌倉山ロータリーの方へと迷い出た。
せっかくだからと夫婦池を通りぬけ、今度は迷わずに佐助ヶ谷に帰った。
 それにして尾根道の合間合間から見える西の方の遠望は大規模に開発された住宅地の無数に続く屋根ばかり。かつては相模湾の絶景を誇った鎌倉山の別荘地は、はるか平塚へと点々と続く大規模な住宅地開発と緑なす自然の境目にあって、なんだか最後の防波堤みたいになってしまってるんじゃないか、とふと思った。