2017/01/31

妙高夕景

雪とガスに見舞われて撮影にはなかなか厳しい一日だったが、最後はきれいな夕焼けを魅せてくれた。

2017/01/30

シンシンと雪が降る……

さて、温泉、温泉

2017/01/27

日が沈みまた昇った


いったんスイスに別れを告げ、偏西風に乗って滞空時間12時間……。

2017/01/26

チューリヒ空港

さて、これから数時間のフライト………だといいんだけどね

2017/01/25

シュラートミンク − ザ・ナイトレース SL −

 晴れてはいたのだが、例年に比べいまいち観客が少ないように思った一夜限りのシュラートミンク「ザ・ナイトレース」。それでも三万人以上の観衆がコースサイトに押しよせていただろう。ゴールエリアには先に現役引退したマリオ・マットも弟のミヒャエルの応援に駆けつけてはいたのだが、残念ながら19位に終わった。

優勝を奪取したのは直前のハーネンカムSLで思わぬスリップアウトをしたノルウェイのヘンリック・クリストファシェン。地元オーストリアのエース、マルセル・ヒルシャーを下しての雪辱です。3位にはハーネンカムに続いてロシアのアレクサンダー・コロシロフが入った。
日本勢は湯浅直樹と成田秀将が出場、湯浅は相性のよいコースで乾坤の快走をみせたのだが、一、二箇所で失敗、それでも今季最高の7位。成田はゴール前のカベを前に力つきてしまった。
 クラシックレースの取材はこれで幕を閉じた。
アルペンスキー世界選手権はスイスの名勝サンモリッツで2月5日から開催される。
おっとその前に妙高赤倉で一本取材。
ホテル金甚のアツい温泉につかって英気をやしなうことにしよう。

2017/01/23

キッツビュールからシュラートミンクへ

雲ひとつとして浮かばないドピーカンがとうとう一週間続いた。
ハーネンカムの取材に二十数年間通っているがこんな事は初めてだった。
かつて大雪の降るハーネンカムで地元組織委員会のトニー・ザイラーと、当時FISを代表していたロジ・ミッターマイヤーとが翌日のレースの可否をめぐって赤鬼の形相でやり合っていたことが忘れられない。ミッターマイヤーは今をときめくドイツのスラローマー、フェリクス・ノイロイターの母親です。
ともかくハーネンカムレースを終えてキッツビュール、ペンション・ヒンターゼアをあとにシュラートミンクへ。
火曜日の夜に「ザ・ナイトレース」開催。
観衆およそ5万人がおしよせ、阿鼻叫喚の一夜となります。
今宵の宿はダハシュタイン山塊の麓ラムサウ。陽光を浴びてクロスカントリーを楽しむスキーヤーたちに満ちあふれている。

2017/01/22

キッツビュール −ハーネンカム SL−

今シーズンから複合種目のなくなったハーネンカムレース、最終日のきょうはスラローム。
滑降コースの「シュトライフ!」とVの字を描くようにセットアップされた「ガンスラーン」コースは、天気晴朗なれど碧氷のコースに仕上がりました。
おかげで目下スラロームポイントでトップをゆくノルウェイのヘンリック・クリストファシェンをはじめスウェーデンのマティアス・ハージン、アンドレ・ミイラーらスペシャリストが相次いでコースアウト。1本目だけで26名のスラローマーが途中棄権するという過酷なレース展開となった。
日本の湯浅直樹は1本目に13位につけたのだったが、2本目に慎重になりすぎたのかトータル19位に沈んだ。
優勝を果たしたのは地元オーストリアのエース、マルセル・ヒルシャー。そして2位に入ったのもオーストリアゆかりの英国人、カンダハースキークラブ所属のデイヴ・ライディング。
カンダハースキークラブというのは、1020年代にサンアントンの天才スキーヤー、ハンネス・シュナイダーと共に、現代の回転競技の礎となったカンダハーレースを始めた英国人貴族サー・アーノルド・ランが創設したスキークラブだ。
今シーズになって突如上位に浮上するようになったライディングにとって初のお立ち台となった。
 ヒルシャーの右腕後方に立つ白いヒゲの人物が父親にしてコーチのフェルディナンド・ヒルシャー。

キッツビュール −ハーネンカム DH−

優雅な旋律に乗ってしずしずとレッドブル、アクロバットチームのグライダーが登場。青空になにやらピカソ風なリトグラフを描いていきます。
デモンストレーションが終わった後、意味合いは全く違うのだが、ビング・クロスビーやエノケンがカヴァーした「My Blue Heaven(私の青空)」の旋律がリフレインのように佐助庵の耳になぜか繰り返し残っていた。
おっとはなしがそれました。
レース前にはかつてのジャパンのエース岡部哲也がなんとシュトライフに登場。
哲也の現役時代には毎年回転コース、ガンスラーンで会ってはいたのだが、滑降コースで会うのは初めてのこと。TV解説のためにキッツビュール入り。あいかわらずナイスガイだった。
ハーネンカムの華、DHを制したのはドミニク・パリス。これでハーネンカムレースだけでDH2勝、スーパーG1勝と荒稼ぎ。危うく本籍イタリア、現住所キッツビュールになりそうな気がします。
2位と3位にはフランスのヴァレンタン・ジロウモエとジョアン・クラレイがはいった。
ハーネンカムレース最終日のあすは日本勢も登場する回転種目。少し暖かくはなるがガンスラーンコースは完璧な仕上がりぶり。あとは名うてのスラローマたちがどう料理するかにかかります。

2017/01/20

キッツビュール −ハーネンカムSuperG−

すっかり紺青(こんじょう)の空に覆われたキッツビュール、ハーネンカムレース第一戦スーパーG。
定期航路のフライトも気持ちよさげにゲート目指してまっしぐらです。
オーストリア三者三様……
表彰台の頂点に立ったのはマティアス・マイヤー。
ソチ冬季五輪の滑降でゴールドメダルを掌中にしたパワーチーム期待のダウンヒラー。これでWC通算4勝目。ゴールサイドに押しかけた観衆も大興奮だった。
目下サーキット総合で前人未踏のV6に向けてトップをひた走るマルセル・ヒルシャーは24位、着実にポイントを稼いだ。
トレーニングランでは好調だった老練ハンネス・ライヒェルトはどうしたことか無念の旗門不通過。滑降に希望を託す。
それにしてもノルウェイのアクセルルンド・スヴィンダルとUSスキーチームのテッド・リガティ、二人の強豪の姿が見られないのはさみしい限りだ。
あすはハーネンカムの華、滑降。コースサイドは酔っ払い天国と化します。

2017/01/19

キッツビュール −ハーネンカムDH Tr.3−

キッツビュールはきょうも快晴、絶好のDH日和。
いつものようにコースからの遠望。すっかり佐助庵の心のふるさととなってしまった。
 滑降の撮影に挑むとき、こういうシーンは期待していないといったらうそになります。きょうのお宝、パワーチームのハンネス・ライヒェルトは一瞬バランスを崩したけれど、なんと2位でゴール。USスキーチームのアンドリュウ・ワイブレヒトはこの後ネットに激突、無念のリタイアです。

2017/01/18

キッツビュール −ハーネンカムDH Tr.2−

きのうまでの雪降りがうそのように晴れわたったハーネンカムの空に有明の月が浮かび、きょうは二度目のDHトレーニング。
トップをとったのは、先日他の男性と結婚したばかりのジュリア・マンカーソの元々カレ、USスキーチームのスティーヴン・ナイマン。(元カレはアクセルルンド・スヴィンダルともうします)
昨シーズンこのコースで派手なクラッシュを演じてヘリで病院に収容された地元オーストリアのハンネス・ライヒェルトは安定した滑りで7位。
ところで先日、雪が降り続くラウバーホルン、アルパインコンバインドで51番スタートから劇的にWC初優勝を果たしたスイスの新人ニールス・ヒンターマンはやはりといおうか強豪たちに太刀打ちできず60位に撃沈。

きょうのハーネンカムコース、気温マイナス5度。しばらくは好天が続きそうです。

2017/01/17

バーンホフシュトラッセ

久しぶりのチューリヒ、バーンホフシュトラッセ。
ウェンゲンから雪を連れてきちゃいました。
いつもチューリヒ滞在中にお世話になっているNonさんの愛息ショーンが、二度の徴兵を終え、駅前通り(バーンホフシュトラッセ)につながる小径に時計工房をオープンさせ、おっとりがたなで招き猫を持ってお祝いに駆けつけたのだった。工房には修理済みのアンティーク時計がきら星のごとく、だが無造作に置かれていて、後ろ髪を引かれる思いでキッツビュールへ出発しなければならなかった。

2017/01/15

ウェンゲン −Lauberhorn SL−

昨夜はいっとき月も出て、これは!と思ったのだが甘かった。
一夜明けてみれば雲も厚く、一瞬の晴れ間がさした後はまたもや雪降り。今シーズンのラウバーホルンレース、雪に魅せられたようです。
トップをとったのはノルウェイのクリストファシェン。これで今シーズンの回転6戦4勝。2位オーストリアのヒルシャー、3位ドイツのノイロイター。日本勢は残念ながら二人とも途中棄権。
明日いったんチューリヒに戻り、それからハーネンカムレースの開催されるキッツビューエルに向かいます。

2017/01/14

ウェンゲン −Lauberhorn DHキャンセル−

雪は降り続き、天候の好転が見込めないために本日の滑降レースはキャンセル。
明日はラウバーホルン最終日、回転レース。
日本からは湯浅直樹と成田秀将が出場する。