2013/02/18

シュラートミンク2013閉幕

この大会、テッド・リガティがピステを席巻し、さらには恐るべき17歳、ミカエラ・シフリンが女子回転でゴールドメダル。ヨーロッパの列強を震撼とさせるUSスキーチームの独断場。最後の最後になってようやく地元オーストリアのエース、マルセル・ヒルシャーがそれまでのパワーチームの不振を払拭するかのような見事な舞台をつくりあげてくれました。
日本勢は長谷川絵美が女子大回転で、ベテランの佐々木明が男子回転で、共に19位に入った。とりわけ佐々木の2本目は2位となる快走、久々のガッツポーズで会場につめかけた大観衆をわかせた。

閉会式終了後ただちにシュラートミンクを後にしてインスブルックに1泊、ヨーロッパ遠征の最後の夜はチューリヒの Fuchs 邸。ベンガルのナミールとシベリアンのジャバリがめずらしそうに訪問客を出迎えてくれました。

あすのフライトで日本へ帰ります。


2013/02/15

朝焼けのダハシュタイン山塊

雲ひとつないけさのシュラートミンク、朝焼けのダハシュタイン山塊がまぶしい。
が、男子大回転の始まる頃には白い雲が広がり、すっかり元のシュラートミンク日和。

レースはアメリカのテッド・リガティがあっさりとものにした。
これで今大会3個目のゴールドメダル。
世界選手権で3個以上のゴールドメダルを獲得したのは、冬季オリンピックも兼ねた1968年のグルノーブル大会でフランスのジャンクロード・キリーが獲得して以来実に45年ぶり。
2位地元のマルセル・ヒルシャー
3位マンフレッド・メルッグ
日本チームの石井選手29位、大越選手36位

2013/02/11

雲間のダハシュタイン山塊とラムサウ



けさの気温はマイナス15度。
風がないせいかそんなに寒さは感じない。

今日のスケジュールは男子スーパーコンバインド。
12:00DHスタート。
18:15SLスタート。

2013/02/09

ケヴィン・コスナー





男子滑降。
曇り空、小雪のちらつくプラナイコースに冷たい風が通りぬけてゆきます。






と、フォトグラファーは9時20分にゴンドラ中間駅に集合せよ、とのお達しです。
なにごとか、と馳せ参じてみればケヴィン・コスナーがAUTスキー連盟の会長と雪上に出るセッティングだった。夕方からKevin Kostner & Modern Westのロックコンサートが開かれるらしい。

コスナーはいちどプロゴルフのトーナメント会場で遠くから撮ったことがあるのだが、そばでみるとなかなかの存在感。ただこのかっこはちょいとあれですね。
スキーとブーツはシュラートミンクの近く、アルテンマルクトにあるアトミック社の本社工場で調達したものと思われます。



さて、レース。
こんなショットを期待していったのだが、このポイントでは一人だけだった。

1位アクセルルンド・スヴィンダル
2位ドミニク・パリス
3位ダヴィド・ポワッソン

スヴィンダルは4大会連続してゴールドメダルを獲得、ディフェンディングチャンピオン、エリック・グエイは旗門不通過、クリストフ・インナーホファーは14位に撃沈。

2013/02/08

HEAD, HEAD, HEAD

2日前の男子スーパーG、みごとにHEADがならびました。
1位テッド・リガティ
2位ゴーチェ・デ・テシエ
3位アクセルルンド・スヴィンダル
リガティがサーキットデビューした頃、ヘルメットのパーソナルスポンサーが手書きの「MOM&DAD」だったことを思い出す。

さて今日は女子スーパーコンバインド。初めて青空がひろがり、ダハシュタイン山塊が偉容をみせてくれました。なれど気温は氷点下10度超。ようやく氷のピステが本性を現わした模様。

麓にひろがるラムサウには、かつてクロスカントリースキーで活躍し、長野冬季五輪にも出場した横山久美子(Kumiko GROSSEGGER)さんが暮らしている。











女子スーパーコンバインド
1位マリア・ヘフルリイシュ
2位ティナ・マゼ
3位ニコル・ホスプ
ディフェンディングチャンプのアンナ・フェニンガー、2009ヴァルディゼール2位のララ・グートは、いずれも回転で失敗した。

2013/02/05

ザ・ロンゲストデイ

ダハシュタイン山塊の麓のラムサウは雲の中

シュラートミンクアルペンスキー世界選手権、競技初日は女子スーパーG。
優勝はスロヴェニアのティナ・マゼ。高速系初のゴールドメダル獲得。
2位スイスのララ・グート、3位アメリカのジュリア・マンカーソだった。

この世界選手権のために新設された女子コース、「シュトライヒャー」は朝からガスがはしって、なにやら不吉な予感。
11時スタート予定が延期を繰り返され、2時半になってようやくレーススタートです。
さらにはティナ・マゼの後にスタートした優勝候補、リンゼイ・ヴォンがジャンプの着地に失敗して大クラッシュ、どうやら靱帯を損傷した模様。
だめ押しは、ゼッケン36番がスタート、ゴールした後再びガスがコースを襲い、その時点でレースストップがかかってしまった。
レースは成立し、37番以降は「do not start」扱いです。

この時すでに4時半。長い一日だった。

2013/02/04

アルパインスキージャーナリスト(写真追加:再)

積雪40センチになろうかというドカ雪のシュラートミンク、やがて雪は雨に変わります。
初日は小雨の中で開会式、例によってハンス・ヒンターゼアやアーノルド・シュワルツェネッガーの登場です。
久々にヘルマン・マイアーも姿を見せた。

終了後は VIP ÖSV Audi のテントでAIPS主催のディナーご招待。
永年世界選手権を取材してきたジャーナリストたちを表彰するパーティです。
日本からは薬師洋行さん、神田美智子さん、加えて自分も表彰され、FIS国際スキー連盟会長のジァンフランコ・キャスパーからトロフィをいただいた。
他にはオーストリアの新聞、クローネンツァイタングのコラムニストを続けているカール・シュランツやイタリアの放送局、RAIの解説者を務めているパオロ・デ・キエサなどなど、総勢40名のジャーナリストが表彰された。

冒頭VIPらしき方がいらっしゃった。
「プレジデント」という紹介だったからどこかの組織のトップかと思っていたらオーストリア共和国のハインツ・フィッシャー大統領その人。フランクなセーター姿で、SPらしき護衛も見あたらなかった。
photo by Hiro Yakushi

photo by Hiro Yakushi

photo by GEPA

photo by Hiro Yakushi


2013/02/03

シュラートミンク2013

いよいよアルペンスキー世界選手権。
オーストリア、ダハシュタイン地方にあるシュラートミンクでの開催。
ドイツのオーベルストドルフからミュンヘン、ザルツブルク、アトミックの工場があるアルテンマルクトを経由して、これから2週間滞在するライターアルムのアパートへ。
同道の薬師洋行さんと抽選の結果、広いダブルベッドルームを占有することになりました。